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本書では、フロイトの鍵概念そして精神分析を原著者カーンが自らの長年の臨床経験に基づいて説明する。フロイトの考え方に基づきつつ、フロイト以降の知見も適宜紹介され、今に活きる精神分析のありようを鮮明に伝える。フロイトや精神分析に関する本は幾多あるが、この本は単なる解説書ではない。原著者カーンが、フロイトと精神分析の考え方や鍵概念を自分の臨床実体験を通じて噛み砕いて消化し、言わばフロイトと対話しながら自分のことばで記述し、たくさんの事例に沿って説明する。それゆえに本書はわかりやすく、McWilliamsに「とても読者にやさしい」と言わしめた。元より、フロイトと語り、フロイトを咀嚼する幾多の先達を通じて、精神分析の叡智は生き続け、更新され、洗練され続けてきた。この本はその営みを教科書として私たちに提示してくれる。 私たちは毎日の生活で便利に電車を利用するけれども、電車が動く仕組みをほとんど知らない。乗客たる私は、仕組みを知らなくても電車に乗ることができ、それで支障は無い。他方、私が電車の操縦士だったならば、それでは済まない。操作パネルの扱い方は元より、電車が動く仕組みの知識も問われよう。心理臨床も同様であり、仕組みを知らずに表面的な操作を知っているだけでは到底覚束ない。長い間受け継がれてきた精神分析の基盤を欠いては、うわべだけの解決と自己満足のための心理臨床しかできない。例えば、傾聴・受容・共感という題目を掲げて、それらしいことを表面的に見真似るだけではクライエントにとっての真の解決は得られない。また、断片的な方法論や技法や理論だけでも心理臨床は成り立たない。フロイトがいかに難しくとも判りにくくとも、なんとか精神分析の今につながる叡智を自分のものにしていきたい所以だ。そこで、本書の出番である。フロイトの、精神分析の、人のこころの動きという仕組みを知るための入門としてこの本は最適だ。さらに臨床経験を積んで後もなお、日々の臨床を振り返る伝手となるに相違ない。

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